自らの予想メソッドをお金に変えるために、自分自身で予想を販売している方がいます。
また、自ら競馬予想会社を立ち上げたいという方も意外と多いです。
ただ、一般的な競馬予想会社を見ていると、株式会社の所も多いので、ハードルが高い印象です。
実際に、競馬予想会社を立ち上げる上で、概ね以下のステップを踏む必要があります。
- 会社を登記する
- 従業員を集める
- サイトを立ち上げる
- 会員を募集する
この記事では、実際に競馬予想会社を立ち上げるステップについて解説します。
目次
【激白】競馬予想会社を設立する4つのステップ
競馬予想会社を設立するためには、以下4つのステップで行います。
会社を登記して開業する
まずは、会社を登記することからスタートします。
登記すると一言で言っても、まずは設立項目の決定が必要です。
設立項目が決定しないと、会社の定款の作成に移行できないため注意してください。
会社設立項目として、以下を決定しなければなりません。
- 商号(会社名)
- 事業目的
- 本店所在地
- 資本金
- 資本金を出す株主の構成
- 機関設計
- 会社の印鑑(4種類)
- 印鑑証明書
- 設立費用
なお、本店所在地については、事務所を設置する必要はなく、一般的にはレンタルオフィスを指定することが多いです。
項目を決定したら、競馬予想会社設立に必須な定款を作成します。
定款とは、会社の基本的な決め事を書面にしたためたものです。
これは、競馬予想会社に限ったものではなく、一般的な会社に対して作成が義務付けられているものです。
定款のフォーマットは、インターネット上で検索すれば多くヒットします。
なお、フォーマットには取締役会を設置しない会社用と、取締役会を設置する会社用が存在します。定款のフォーマットが決定したら、記入項目を決定しなければなりません。
取締役会を設置しないケースにおける、記載項目は大きく以下となります
- 定款タイトル
- 日付
- 商号
- 目的
- 本店の所在地
- 公告
- 発行可能株式総数
- 株式の譲渡制限
- 取締約の員数
- 取締役の任期
- 事業年度
- 設立に際して出資される財産の価額と設立後の資本金の額
- 最初の事業年度
- 設立時の役員
- 発起人の氏名、住所
- 電子定款の場合は書換えが必要な項目
- 発起人の記名押印
- 捨て印
定款が完成したら、認証を受ける必要があります。
定款が正確に作成されたものであることを、第3者に証明してもらう作業であり、公証役場において手続きを受けなければなりません。
公正役場には、以下5つを持参します。
- 定款3通
- 発起人全員の印鑑証明書
- 収入印紙
- 現金52,000円
- 委任状
定款が受理されたら、用意した定款3通のうち1通が原本として公証人役場内部で保管されることになります。
この1通の表紙の裏側に収入印紙を貼って、実印で消印をしてください。
残りの2通は、謄本という朱印が押印されるので、1通は法務局で会社登記の手続きを行う際に使用、もう1通は自分で保管しましょう。
定款が完成したら、次は株式会社設立登記のフェーズに移行します。
移行時に必要な書類には、以下があります。
- 定款
- 資本金の払込証明書
- 発起人の決定書
- 設立時役員の就任承諾書
- 印鑑証明書
- 株式会社設立登記申請書
- 登録免許税貼付用台紙
- 登記すべき事項を保存したメディア
- 印鑑届出書
各種申請書を作成したら、法務局で登記手続きを行います。
法務局で投資を申請した時点が設立日です。
通常、提出後1週間程度で登記が受理されることが多いです。
最後に、開業の届出を行えば一通りの手続きが完了です。
従業員を集める
競馬予想会社では、まずは法人代表が1名、そしてサイトを制作するデザイナーやエンジニアが各々1名、事務を担当する方1名、競馬情報を仕入れるスタッフ1名程度が必要です。
なお、兼務することも可能ですがサイトの規模が大きくなればなるほど、負担が大きくなります。
また、問い合わせ窓口を設置する場合は、土日を含めて対応できるスタッフの確保が必要です。
なお、人材集めは一般的な求人方法ではなく、どちらかと言えば身内や知人、紹介などでまかなうのが一般的です。
サイトを立ち上げる
競馬予想会社を設立しても、プロモーションしなければ会員を確保できません。
よって、プロモーションする方法を決定しなければなりません。
チラシを配布したり、ダイレクトメールを送るなどの方法もありますが、その分だけ費用がかかってしまいます。
そこで、最も簡単にプロモーションする方法として、サイトを立ち上げる方法が一般的です。
ブログでも良いのですが、登記した会社であれば本格的なサイトを立ち上げるのがよいでしょう。
サイトは、プロにおまかせして制作する場合と、自社のデザイナーが立ち上げる方法があります。
最近では、ちょっとした知識があれば容易に本格的なサイトを立ち上げることができるので、自社のデザイナーが担当したほうがお得です。
また、メンテナンスも好きなタイミングで行えるというメリットがあります。
自社で立ち上げる場合は、まずはサーバーを契約する必要があります。
そして、独自ドメインを取得します。
無料ドメインも良いのですが、独自ドメインを取得すればより格式を高めることが可能です。
独自ドメインを取得すれば、メールアドレスもオリジナリティあふれるものを取得できます。
サーバーとドメインを取得したら、あとはサイトを構築するのみです。
サイトを構築する際には、SEOと呼ばれる対策を施すのが一般的です。
SEO対策すると、検索エンジンの上位にヒットしやすくなり、より注目度を高めることができます。
また、サイトを作る際には問い合わせフォームを設置することをおすすめします。
会員を募集する
サイトを立ち上げたら、実際に会員を募集します。
有料情報を販売する場合、いきなり契約してくれる方が現れることは稀です。
まずは、無料予想を提供して評判作りを目指すことが重要です。
また、予想の実績を公開するのもおすすめできます。
但し、注意したいのは過大広告にならないことです。
いくら魅力的なサービスを提供しても、過大広告を掲載することですべてが嘘に聞こえてしまう可能性があるので、注意してください。
競馬予想会社の設立は超めんどくさい!
以上のように、競馬予想会社を立ち上げるためにはとても手間がかかります。
特に、登記するまでのステップがとても大変で、苦労すること間違いありません。
定款は、素人がそう簡単に作れるものではなく、プロに手助けを依頼するケースもあります。
もし依頼するとなると、当然費用の負担が必要です。
また、サイトを立ち上げるためにサーバーや独自ドメインの取得が必須です。
もちろん、サーバーや独自ドメインは定期的に費用が発生するので、その点も見込んでおく必要があります。
他にも、実際に運営している中でユーザーが「的中しない!」などの誹謗中傷を浴びせかけられる可能性があります。
さらに、競馬予想会社は世間一般的なイメージでは、ネガティブなイメージを持たれている場合が多いです。
家族や親類などに、自分の仕事についてどうのように説明するのかも考えておく必要があります。
以上のように、設立する上では相当な覚悟をもって行わなければなりません。
強い信念をもって設立しよう
競馬予想会社の設立は、とても大変なものです。
単に競馬が好きだからという理由だけで立ち上げようとすると、後で後悔するということになりかねません。
強い信念をもって対応することが重要です。
また、周囲に経験者がいる場合は、積極的に頼ってみるのもおすすめですよ。